ワタナベ整形外科の骨粗しょう症について|東京都羽村市の整形外科、骨折、膝・肩等の関節痛、腰痛、骨粗鬆症、リウマチ、リハビリテーション治療。当院での診療をご案内いたします。

骨粗しょう症について

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骨粗しょう症という病気

骨粗鬆症は老化ではなく病気です。

骨粗しょう症は、骨の中のカルシウムが抜けて骨がスカスカとなり、骨折しやすくなる病気です。
カルシウムは骨量を保つ大切な成分です。特に女性の場合、ホルモンの関係で、健康な人でも40歳を過ぎると骨量が減ってきます。
また、食事でのカルシウム摂取が不足していたり、無理なダイエット、日頃の運動不足も骨粗しょう症を引き起こす原因になっています。
骨粗しょう症そのものは死につながる病気ではありませんが、転倒による骨折で寝たきりになる方が多くなっています。
65歳以上の方が寝たきりになる要因の約1割が転倒・骨折です。滑る、つまずく等、身近なことがそのまま寝たきりにつながるのです。
一生のうち20~30歳代の骨量が一番多く溜まっている時期にどれほどの骨量が溜められているかによって、40歳以降の骨量に影響してきます。

また妊婦、母乳授乳によってかなりのカルシウムが抜けるので、きちんと補充しないと、やはり40歳以降に影響がでてきます。
骨粗しょう症は自覚症状の乏しい病気です。
背中が丸くなる、身長が縮むといった症状は徐々に起こるためなかなか病気であると気がつきません。

したがって、気がついたときには病状がかなり進行していたということも少なくありません。
骨粗しょう症によりもろくなった骨は、体の重みが加わるだけで潰れてしまうことがあります。
この圧迫骨折が起こると背骨が丸くなったり、身長が縮んだり、痛みを伴ったりします。

ただし、このような状態になっても痛みを伴わない場合もありますので、日ごろから細やかな自己チェックが必要になります。
また、自治体などが実施する骨密度測定を定期的に利用するのもよいでしょう。骨粗しょう症は早期発見、早期治療が重要なのです。


骨粗しょう症の検査と治療

レントゲン検査
主に背骨(胸椎や腰椎)のX線写真撮影を行い、骨折や変形の有無、骨粗しょう化の有無を確認します。
骨粗しょう症と他の病気とを区別するためにも必要な検査です。
骨密度の測定
骨密度とは、骨の強さを判定するための尺度の1つです。
自分の骨量を知るためには骨密度測定検査が必要です。
血液検査・尿検査
骨代謝マーカーという検査により、骨の新陳代謝の速度を知ることができます。
骨代謝マーカーは血液検査、尿検査によって測定されます。
骨吸収を示す骨代謝マーカーの高い人は骨密度の低下速度が速いことから、骨密度の値にかかわらず骨折の危険性が高くなっています。
この検査は、治療効果の判定、骨粗しょう症を他の病気と区別するためにも行われます。

骨粗鬆症の治療

骨粗しょう症の発病には、加齢や閉経以外にも食事や運動の習慣などが深く関わっています。
そのため骨の生活習慣病とも呼ばれ、食事療法や運動療法も骨粗しょう症の予防には欠かせません。
しかし、骨粗しょう症と診断された場合には内服薬や注射約による薬物療法が治療の中心となります。

活性型ビタミンD3製剤
食事で摂取したカルシウムの腸管からの吸収を増す働きがあります。また、骨形成と骨吸収のバランスも調整します。
ビタミンK2製剤
骨密度を著しく増加させませんが、骨形成を促進する作用があり骨折の予防効果が認められています。
女性ホルモン製剤(エストロゲン)
女性ホルモンの減少に起因した骨粗しょう症に有効です。閉経期のさまざまな更年期症状を軽くし、併せて骨粗しょう症を治療する目的で用いられます。
ビスフォスフォネート製剤
骨吸収を抑制することにより骨形成を促し、骨密度を増やす作用があります。骨粗しょう症の治療薬の中で有効性が高い薬です。
ビスフォスフォネートは腸で吸収され、すぐに骨に届きます。そして破骨細胞に作用し、過剰な骨吸収を抑えるのです。
骨吸収がゆるやかになると、骨形成が追いついて新しい骨がきちんと埋め込まれ、骨密度の高い骨が出来上がります。
SERM(サーム:塩酸ラロキシフェン)
骨に対しては、エストロゲンと似た作用があり、骨密度を増加させますが、骨以外の臓器(乳房や子宮など)には影響を与えません。
カルシトニン製剤(注射薬)
骨吸収を抑制する注射薬ですが、強い鎮痛作用も認められています。骨粗しょう症に伴う背中や腰の痛みに対して用いられます。

これらの薬以外にも、イプリフラボンやタンパク同化ホルモン製剤などが処方される場合もあります。

最新の治療薬にはどんなものがあるの?

骨粗しょう症の治療薬は、上記の他にも次々と新しいタイプの薬が登場しています。

たとえば、新しい骨をつくる骨芽細胞を活性化させ、骨強度を高める「骨形成促進薬/テリパラチド(副甲状腺ホルモン)」は、骨密度が非常に低いなど重症の患者さんに適した薬です。
現在、1日1回患者さんが自分で注射をする皮下注射剤と、週1回医療機関で皮下注射してもらうタイプとがあります。
既存の種類では、SERM(塩酸ラロキシフェン)や活性型ビタミンD3 製剤で新しい薬が登場するなど、薬物治療の選択肢が増えたといえるでしょう。

そんな中、骨粗しょう症治療においては服薬コンプライアンス※ が悪く、治療開始後1年で、患者さんの5割近くがきちんと薬を服用出来ていないというデータがあります。
その原因はさまざまですが、少しでも患者さんが服用しやすくなるように、投与間隔や剤型に工夫が加えられた薬の開発も進んでいます。

たとえば、ビスフォスフォネート製剤ではこれまで主流だった週1回服用に加え、4週または月に1回製剤(錠剤・点滴投与)が開発されました。
さらには、高齢者では錠剤が飲みにくい問題に配慮した、経口ゼリー製剤も登場しています。


当院の骨密度測定 / 骨密度測定装置DPX-BRAVO

現在、骨粗しょう症の診断および治療効果の判定に最も多く使用されている、微量のX線を腰椎および大腿骨頚部の測定部位に照射し、骨量を測定するDXA法(デキサ法:二重エネルギーエックス線吸収測定法)を用いた骨密度測定装置です。
前腕、踵、手の骨密度測定より正確で治療効果がしっかり反映されるため骨密度の測定部位としては腰椎、大腿骨頚部が最も推奨されています。


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